スポーツ観戦初心者の女子大生が、アジア競技大会を楽しむために調べてみた

私はこれまで、スポーツ観戦にほとんど行ったことがありません。

そんな私が今回、アジア競技大会を観に行くことになりました。

せっかくなら、何も知らずに行くより、少し予習してから行った方が楽しめるはず。そう思って調べ始めたところ、意外と知らないことがたくさんありました。

現地に観に行く予定の方もそうでない方も、この記事がアジア競技大会の魅力を知るきっかけになれば嬉しいです!

アジア競技大会ってどんな大会?

アジア競技大会ってオリンピックより小規模なアジア版?と思う人も多いのではないでしょうか。私も最初はそんなイメージでした。

4年に1度のこの大会は、今年2026年に32年ぶりに日本で開催され、愛知県の名古屋市を中心として16日間にわたって行われます。

「アジア版オリンピック」とも表現されますが、実際にはオリンピックとは実施競技が異なります。アジアで人気の競技や、アジアで独自に発展してきた競技が含まれているのも特徴です。

始まりは1951年インド

実はこの大会、始まりは1951年のインド・ニューデリーまでさかのぼります。

当時のインド初代首相ネルーが「スポーツを通じてアジアの国々の絆を結び直し、平和に貢献しよう」と提唱したのがきっかけで、日本を含む11カ国が参加してスタートしました。

それから75年、いまでは45の国・地域が参加するアジア最大のスポーツの祭典に成長しています。

最初はたった11カ国だったと考えると、ここまでの広がりをみせた裏側の人達の頑張りを想像してしまいます!

オリンピックとは何が違うの?

今回の愛知・名古屋開催のアジア競技大会を、2024年のパリオリンピックと比較してみます。

アジア競技大会(2026)夏季オリンピック(2024)
開催地愛知・名古屋フランス・パリ
日数16日間17日間
参加国・地域45206*
競技・種目数43競技469種目32競技329種目
選手数約1万1,000人約1万500人
*国際オリンピック委員会(IOC)加盟の国内オリンピック委員会(NOC)の数。
難民選手団を加えて「207」と紹介される場合もあります。

注目すべきは参加国と選手の数です。

参加国はオリンピックの約4分の1ですが、選手の数はほとんど変わりません。

また競技数もアジア大会の方が11競技・140種目も多いことが分かります。言い換えると、直近のオリンピックでは観られなかった競技を、日本で生観戦できる絶好のチャンスです。

今回のアジア大会で注目の競技

私は最初、アジア競技大会といえばバドミントンや卓球くらいしか思い浮かびませんでした。

ところが調べてみると、サッカーやバスケ、卓球や陸上といったおなじみの競技に加えて、名前すら知らない競技がかなりあることに気づきました。

競技名メモ
クラッシュ中央アジア発祥の組み技系格闘技
武術太極拳中国発祥。技の美しさや正確さを競う演武競技
カバディインド発祥。鬼ごっこに近い感覚の対人競技。掛け声が良い!
セパタクロー東南アジア発祥。足で蹴るバレーボールのような競技
柔術組み技中心の格闘技
野球、ソフトボール2024年パリ大会にはなかったが、2020年東京大会では実施
空手こちらも2020年東京大会では実施
スカッシュ2028年ロサンゼルス五輪で新たに正式採用予定
eスポーツ11種目13タイトルで、過去最多規模
テックボールハンガリー発祥の新しい競技
パデルテニスとスカッシュに似た新しい競技

「これ、スポーツなの?」と思うものから、オリンピックでもおなじみの競技まで、実施競技はかなりバラエティに富んでいます。

スカッシュは、2028年のロサンゼルスオリンピックで新たに正式採用されることが決まっています。オリンピックより一足先に日本で観られるのも、アジア大会ならではですね!

まさかのeスポーツもあるよ

そして個人的に一番気になったのがeスポーツです。

今大会は過去最多となる11種目13タイトルが採用されていて、日本発の『ストリートファイター6』『鉄拳8』『ぷよぷよeスポーツ』『ポケモンユナイト』なども採用されています。

ゲーム好きの人にとっても見逃せないジャンルになりそうです。

普段なら観ない競技を一つ選んでみるのも面白いかもしれません。

愛知県だけじゃない!全国各所で行われるアジア大会

32年ぶりの日本開催となるアジア競技大会ですが、開催場所は愛知県だけではありません。

アジア競技大会の公式サイトを見ると、競技会場は54会場。愛知県だけでなく、東京、静岡、岐阜、大阪にも会場があります。

例えば水泳(競泳・飛込)や馬術は東京都、水泳(アーティスティックスイミング)や自転車競技(トラック)は静岡県、サッカーは愛知に加えて岐阜・静岡・大阪に分かれていたりします。

調べてみると、自分の住んでいる近くの会場で観られる競技があるかもしれません!

クルーズ船が宿泊拠点に

会場が全国に分散している今回の大会では、選手の宿泊方法もかなり特徴的です。

オリンピックだと「選手村」に選手が集まって滞在するのが定番ですが、今大会は新たな選手村を建設せず、既存の施設などを活用する方針が取られています。

具体的には、名古屋港の金城ふ頭に停泊する大型客船「コスタ・セレーナ」に約4,000人、ガーデンふ頭に建てたコンテナ型の移動式宿泊施設(約200棟)に約2,000人、そして残りの選手たちは市内のホテルに分散して滞在する予定です。

大規模な国際大会でクルーズ船が宿泊拠点に使われるのは初めてのことなのだそうで、調べていて一番驚いた事実でした。

食文化・音楽・アート!競技以外も楽しみ

競技以外にも注目ポイントがあります。

ONE ASIA WORLD(OAW)という、大会期間中(9/19-10/4)に久屋大通公園で実施される、大会公式のセレブレーション・ファンゾーンです。

メダリストセレブレーションを中心に、複数のエリアで食・文化・ファッション・音楽など、アジアの文化を体験でき、競技観戦とは違ったかたちで大会の雰囲気を感じることができそうです。

チケットの有無を問わず楽しめるエリアもあるそうなので、「競技を観戦しに行く」というだけでなく、イベントを通してアジアの文化に触れられるのも、この大会ならではの楽しみ方かもしれません。

スポーツ観戦初心者の私にとっては、むしろこちらの方が気軽に入りやすいかもしれません笑。

まとめ:初心者だからこそ、こう観たい

ここまで大会や競技について調べた上で、初心者なりに次の3つのポイントに注目してみたいと思います。

  • 普段なら観ない競技を一つ選ぶ
  • 競技だけでなく、会場の雰囲気や応援にも注目する
  • ONE ASIA WORLDなど、競技以外のイベントにも行ってみる

日本勢はMVPを獲れるのか

そして、もう一つだけ、今回の大会で個人的に気になっていることがあります。「日本人選手がMVPを獲るかどうか」です。アジア競技大会には1998年のバンコク大会から大会MVPの表彰があり、これまで7大会のうち日本人選手が受賞したのは4回。

  • 1998年の伊東浩司選手
  • 2002年の北島康介選手
  • 2014年の萩野公介選手
  • 2018年の池江璃花子選手

です。

これまでの日本人受賞者は、いずれも競泳または陸上の選手です。今大会、この系譜に続く選手が出てくるのかにも注目です。

スポーツ観戦にほとんど馴染みのなかった私でも、調べれば調べるほど「これは観てみたい」が増えていきました。会場の雰囲気を生で感じたり、普段観られない競技を観られる数少ない機会です。

次回は、実際にいくつかの競技を観戦してきた様子を紹介します!お楽しみに。

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