#2 海外交流で知ったバームクーヘン大国ニッポン!ねんりん家やクラブハリエなど手軽に通販で買える人気有名店のバームクーヘンも一気に紹介!

バームクーヘンは、日本でもおなじみの焼き菓子ですが、実はドイツ発祥のお菓子です。ところが、日本のバームクーヘンは独自の進化を遂げ、世界中から注目を集めているとのこと

今回は、日独のバームクーヘンの違い、そして、バームクーヘンインフルエンサー厳選!手軽に買える有名人気店のオススメバームクーヘンを紹介してもらいました!

【まればうむ】

バウムクーヘンインフルエンサー

「バウムクーヘンを日本の代表的スイーツにしたい!」という想いから、大学在籍中にインスタグラムで発信開始。

バームクーヘン博覧会の公式アンバサダーとしても活動中。

一通のDMから始まったドイツとのバームクーヘン企画

ーー日本のバームクーヘンをドイツで紹介したとお伺いしましたが、詳しく聞かせてください。

バームクーヘンの活動を続けていたら、海外の人とDMのやりとりをする機会に恵まれました。

名古屋の博覧会に行く前日、1年前まで連絡を取っていた、ドイツのCafé Konditorei Wahlen(カフェ・コンディトライ・ヴェーレン)というお店のジョナサンから「最近バームクーヘンの活動どう?」というDMが来ました。

「実は博覧会のアンバサダーになったんだよね」という話をしてたら、「博覧会ってどんな感じ?」と返信が来たので、その様子を送ったんです。

博覧会の人混みだったりとか、どんなバームクーヘンが売られているかっていう写真を送ったら、wahlenのバームクーヘンと日本のバームクーヘンを交換しようと提案がありました。

実際やるとなると送料など諸費用が必要だったので、賛同してくれるお店を探して、ジョナサンの家にバームクーヘンを送りました。

私はジョナサンのバウムクーヘンと協力してくれた日本のバームクーヘンを紹介して、ジョナサンも送られてきた日本のバームクーヘンをご自身のアカウントで紹介してくれました。

wahlenの洋菓子とバウムクーヘン

ーージョナサンの感想はいかがでしたか

「日本のバームクーヘンをドイツで売る手伝いができます」と言ってくださったりして、日本のバームクーヘンやビジネスに興味があるみたいです。

ただ、バームクーヘンってすごく賞味期限が短いんです。早いもので1週間程度。輸出入となると難しい部分もあるのかなと思うので、何かいい企画がないか現在考え中です。

せっかくの繋がりですし、ドイツに日本のバームクーヘンのことをもっと知ってもらうためのイベントを開けたらいいなと考えています。

日本のバームクーヘンは世界一?!

ーードイツのバウムクーヘンと日本のバームクーヘンに違いはありますか?

お恥ずかしながらドイツのバウムクーヘン、実はまだ食べたことないです。ドイツ系お店のバームクーヘンは、買って食べたことあるんですけど、実は全て日本人風にアレンジされてるようなんです。

日本のバームクーヘン専門店で、ドイツをリスペクトしているお店でも、やはりどこか日本人向けのところがあるっていうのもあって。ですので、ドイツのバームクーヘンを食べるのがとても楽しみです。

ジョナサンの日本のバームクーヘンに対する感動で分かることは、日本のバームクーヘンは世界で一番と言えるくらい流通があることです。コンビニで気軽にバームクーヘンが買える国は実は珍しいんです!

タイの方から「タイではバームクーヘンあまり売られてないし、買えるとしても日本企業のシャトレーゼのバームクーヘンだだ」とメッセージがきたりして。

そういった話からも、日本人にとってバームクーヘンは身近で日常的なものと分かります。百均でもコンビニでも買えて、専門店も多くある、バームクーヘン大国なんです!

バウムクーヘンとバームクーヘン表記の「違い」

ーー「バウムクーヘン」か「バームクーヘン」の2つの表記がありますが、これってどちらが正式などありますか?

正式にはドイツ製法で作られたのがバウムクーヘンで、日本式がバームクーヘンと分けられてるようですが、私は特に気にはしていません。

意識して表記しているお店もあれば、そうでないお店もあります。両者が同じバームクーヘン博覧会に参加していたりとかするので、特に私は意識してないです。

表記の違いよりも、もっと日本でバウムクーヘン/バームクーヘンの文化が、広まれば良いなと思っています。

日本で多種類のバームクーヘンが生まれた歴史と背景

最近の専門店のバームクーヘンの進化は目を見張るものがありますが、というのも、ドイツではバームクーヘン製作に資格が必要で、材料も決まっています。

冬に食べる高級菓子という位置付けで、ドイツ人でもバームクーヘン食べたことない人もいるぐらいなんです。

日本のバームクーヘンの歴史として、カール・ユーハイムさんがドイツ人捕虜になったときに、今の原爆ドーム(*当時の名称は「広島県産業奨励館」)でバームクーヘンを焼いたというのがキッカケです。

ユーハイムの歴史(https://www.juchheim.co.jp/history)より

日本人はそれを見て、見よう見まねで作り始めたらしく、ドイツにあるルールは取り敢えず置いておいて「層ができればOK」みたいな感じで広がったと聞いています。

日本のお寿司は一定のルールがありますが、海外のSUSHIは割とアバウト、に近い感覚だと思います。

そんな背景もあり、日本にあるバームクーヘン製造上の厳格なルールは存在しないし、お店ごとにだんだん広がって、お店ごとにこだわりが生まれて、現在のバームクーヘン業界ができているです。

個人的にはそこが日本の強みなのでは?と思っています!

インフルエンサーとして広げたい!日本のバームクーヘン文化

日本っていえば和食だったり、抹茶だったり、「日本」ならではの食べ物が有名ですが、バームクーヘンも実はすごいんです!

自分でも色々と調べたんですが、インスタグラムでも英語よりも日本語のハッシュタグ数が倍以上あって、投稿数も群を抜いて多いです。だから、バームクーヘン熱がすごいんじゃないかなと思います。

それを知っている日本人もまだまだ少ないと感じていますし、海外にも伝わっていないと思います。

英語で作ったバームクーヘンのリールを流してみたら、もっと世界へ広がっていくんじゃないかなと考えていて、今後もSNSでの発信を通して認知度をあげたいと思っています。

まればうむ厳選!手軽に買えるオススメバームクーヘン5選!

ーーオススメはたくさんあると思いますが、通販で手軽に買えるバームクーヘンを教えてください!

バームクーヘンには、多くの種類があるんですけれど、ドイツ式と日本式を含めて以下5種類紹介します。

  1. ドイツリスペクトの本場系
  2. ふわふわ柔らかいソフトタイプ系
  3. ちょっと硬めジグザグハード系
  4. SNS映え系
  5. 味が特徴的なフレーバー系

今回紹介するものは、すべてAmazonで購入可能です!

ドイツリスペクトの本場系:ユーハイム

ドイツリスペクト系は、やはり、ユーハイムさんのバームクーヘンがおすすめです。

一番オーソドックスで有名ですし、美味しくて見た目もすごく上品で、贈り物にも向いていると思います。

ふわふわ柔らかいソフトタイプ系:クラブハリエ

柔らかいソフトタイプのオススメは、クラブハリエさんのバームクーヘンです。

とても柔らかく、しっとりしていて美味しいです。ユーハイムさん同様、有名で人気もあるので、贈り物にもすごくいいです。

オススメの食べ方は、電子レンジで温めて食べる方法。10秒温めたら、ふわふわで焼きたてっぽくなります!

ちょっと硬めのハード系:ねんりん家しっかり芽

ハード系の有名所と言えば、ねんりん家さんの「しっかり芽」です。

ねんりん屋さんは、ソフトタイプ系の「やわらか芽」と、ハード系の「しっかり芽」の2種類があります。

しっかり芽」は結構ジグザグしてて硬めで美味しいです。

SNS映え系:村田屋バウムサンド

映え系でオススメは、埼玉県川口市にある村田屋のバウムサンドです。

バームクーヘンを細長く、平らに薄く焼いたものを、サンドイッチのようにフルーツを挟んだバームクーヘンです。

バウムサンドは、村田屋が発祥のメニューなんです。コロナ禍で売上不調になった際に、起死回生として生み出されたメニューです。

村田屋さんは、元々バームクーヘンとフルーツ大福屋さんのお店でした。フルーツ大福屋も取り扱っていたからこそ生まれたメニューと言えます。

毎年行われるバウムクーヘン博覧会でも、常に上位にいる人気店です!

フレーバー系:京ばあむ

フレーバー系は「京ばあむ」が有名です。

抹茶と豆乳の生地がすごく美味しいし、誰が焼いたか横に名前が入っているの安心感もあります。

今後の活動について

ーー大学卒業後は就職ですか、それともバームクーヘンに関わる活動を続けていかれますか?

現段階では、バームクーヘンの活動だけでは難しい部分もあるので、一旦就職を考えています。

ですが、バームクーヘンの活動はこれからも続けていこうと思っています。

最初は、就職とバームクーヘンの活動の両立であっても、徐々にバームクーヘンの方に主軸を置いていけると良いなと思っています。

セーフティーネットとして社会人の経験もしながら、副業で発信を続けるつもりです!

応援よろしくお願いします!!

今回取材に応じてくれた"まればうむ"さんのInstagramはこちら▽

[ 文:渡邊舞 / 編集:はる]

[撮影:梨本和成 / デザイン:松谷萌花 ]

投稿者プロフィール

探究ゼミ編集部
探究ゼミ編集部
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