大学生必見!インターンシップ参加のメリット|就活に有利になる理由を徹底解説【実践した大学生が解説】
就活を意識する大学生にとって、インターンシップは重要な経験の一つです。
近年、インターンシップに参加する大学生は急増しており、就職活動の準備だけでなく、早い段階からキャリアに対する意識を高めたいと考える学生が増えています。また、企業側もインターンシップを通じて若い才能を発掘し、適性のある人材を早期に確保する狙いがあります。
探究ゼミのメンバーの中にも、長期インターンシップや短期インターンシップに積極的に参加している学生がいます。そこで、今回のコラムでは「インターンシップとは何か」を解説するとともに、参加するメリットについて詳しく説明します!

目次
インターンシップとは
インターンシップとは、学生が一定期間、企業や団体で働く体験を通じて、実務を学ぶプログラムのことです。
通常のアルバイトとは異なり、将来のキャリア形成やスキルアップを目的とし、学びの要素が強調されています。インターンシップには短期(1日~数週間)と長期(数か月~1年以上)があります。それぞれの形式に特徴があり、学生の目的やスケジュールに応じて選択することができます。
項目 | 短期インターン | 長期インターン |
---|---|---|
目的 | 会社理解と選考 | ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)作りと実務経験 |
一般的な開始時期 | 大学3年生の夏 | 大学2年生の春または夏 |
参加形態 | 選考の一環として実施されることが多い | アルバイトとしての雇用契約が一般的 |
参加報酬 | ある場合もあるが、ほとんどの場合なし | 給与が支払われることが一般的 |
インターンシップに参加するメリット
インターンシップに参加することで、以下のようなメリットが得られます。
- 就活に有利になる: 早期選考への参加、企業理解の深化、自己PRの材料など、就活を有利に進めるための要素が満載です。
- 実践的なスキルが身につく: 実際の業務を経験することで、社会で役立つ実践的なスキルを習得できます。
- キャリアについて考えるきっかけになる: 企業で働く経験を通じて、自分の将来について具体的に考えるきっかけになります。
- 企業や業界の理解が深まる: 企業説明会などでは得られない、現場のリアルな情報を得られます。
- 人脈が広がる: 社員や他のインターンシップ生との交流を通じて、人脈を広げることができます。
次は短期インターンと長期インターンについてもう少し詳しく見てみましょう。
短期インターンシップの特徴とメリット
特徴:主に1日から1週間程度の期間で実施されることが多く、企業説明会や他の学生とのグループワーク形式が主流です。
目的: 業界や企業の理解を深めることを目的とし、職場の雰囲気を知るきっかけとして役立ちます。
メリット: 短期間で多くの企業に触れられるため、特定の業界に限定せず幅広い選択肢を検討できます。
デメリット:短期間のプログラムのため、実際の業務内容については深く知れません。
短期インターンの体験談

「参加してみてよかったです!業界や企業理解に繋がりました!また、参加者のみの早期選考にも呼んでくださり、その後の選考が有利になりました。」(Aさん)

「金融系の企業で財務諸表の穴埋めのグループワークやIT系企業での営業体験ワークをしました。内容がとても実践的でよかったです。また、社員の方との座談会もあり、「生の声」を聞くことができ、とても有意義な時間になりました!」(Kさん)

「3日間のインターンでしたが、実際のクライアントに向けて提案書の作成を行いました。学生にも関わらず、このような機会をいただけて、良い経験となりました。」(Tさん)
長期インターンシップの特徴とメリット
特徴:数か月以上の期間、実際の業務に携わることができるプログラムです。週2~3日やフルタイムで参加するケースもあります。
目的: 実践的なスキルや職場での経験を積みながら、将来的なキャリアに役立つ知識を得ることを目指します。
メリット:実際のプロジェクトや業務を経験できるため、就職後に即戦力として活躍できるスキルが身につきます。また、企業とのネットワークを築く機会にもなります。
デメリット:拘束時間が長いです。理系学生など出席が必要な授業が多数ある学生にとって、参加することが大きなハードルとなります。
長期インターン体験談

「ベンチャー企業で2年間長期インターンをしています。社員の方々と積極的に関わり合い、経営企画やマーケティングなどを行なっています。時給もちゃんと出るので、普通のバイトよりもやりがいがあって面白いです!」(Tさん)

「長くインターンをしていると、実際に就職しないかと声をかけられることもあります。自分に合った仕事を学生時代から見つけられるのが、長期インターンシップの1番のメリットと言っても過言ではないです!」(Eさん)
インターンシップの時期・スケジュール
ここでは、インターンシップの申込時期や参加時期について解説します!
夏インターンシップ
- 申込時期:大学3年生の4月〜6月頃
- 参加時期:大学3年生の6月~9月頃
【ポイント】
・外資系企業は選考が早く、申込が2~3月から始まることもあります
・人気企業や大企業は選考が早く始まることが多く、早めの申込がおすすめです!
・サマーインターンシップの時点では、幅広い業界・業種の企業に申し込み、参加してみることで自分にあった仕事を見つけましょう!そして、後の秋・冬インターンシップでは、自分にあった業界・業種に絞って応募することを推奨します。
秋・冬インターンシップ
- 申込時期:大学3年生の8月~11月頃
- 参加時期:大学3年生の10月~2月頃
【ポイント】
・インターンシップでの出来によっては、早期選考に呼ばれることもあり、就活が有利に進む可能性が高いです。
・大学の長期休みと被らず、平日に行われることが多いため、大学の授業は休まなければなりません。
長期インターンシップ
春・夏・秋は短期インターンの紹介でしたが、インターンには、1か月以上のの長期のインターンも存在します。
長期インターンは、短期インターンと異なり企業の行う選考ではないため、明確に時期は限定されていません。よって、大学1年生から4年生、大学院生まで幅広い学年で参加者がいるのが特徴です。
ただ、n=1の感覚的な話として、筆者の周りでは大学2年生から長期インターンを開始する人が多かったです。この時期に始める人が多い理由は、就活に利用するためのガクチカ作りとして長期インターンへ参加するケースが多いからです。
就活を始める3年生までの期間に長期インターンでガクチカを作ろうと考える人は非常に多いです。
インターンシップの応募・探し方
インターンシップは、短期・長期のいずれかで参加することが一般的です。目的に応じた方法で企業を探し、応募することで、より効率的に希望するインターンを見つけられます。
短期インターンの場合
短期インターンは、数日から数週間の期間で行われるものが多く、主に就活生向けに企業理解や業界研究を深める目的で開催されています。
志望先企業のHPをチェックする
短期インターンは、多くの場合、企業が自社の採用ページや特設ページで情報を公開しています。
- 業界・企業を絞る: 志望業界や企業を明確にし、公式ホームページを定期的に確認します。
- プログラムの詳細を確認: 募集期間やプログラム内容をしっかりと把握し、自分のスケジュールに合うものを探します。
- 応募方法: エントリーシートやウェブテストが課される場合も多いので、事前に必要な書類を準備しておきましょう。
ワンキャリア等の就活サイトでインターンを探す
就活に特化したプラットフォームを活用することで、多くの企業情報を効率的に集められます。
口コミを参考に: 実際に参加した先輩の体験談や評価が確認できるため、応募前に企業の雰囲気を掴めます。
おすすめのサイト: 「ワンキャリア」「マイナビ」「リクナビ」など。
検索機能を活用: 「短期インターン」「業界別」「地域別」などの条件を指定して絞り込む。
長期インターンの場合
長期インターンは、数か月から半年以上にわたり、実際の業務に携わることが一般的です。学生生活の中で実践的なスキルを身につけられるのが特徴です。
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- 業務内容: マーケティング、エンジニアリング、営業など、実際のスキルが身につくプログラムが中心。
- スキル別検索: 自分が伸ばしたい能力に応じて検索可能。
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推奨されるインターン選考応募数
短期インターンと長期インターンでは目的や選考の性質が異なるため、推奨される応募数も異なります。以下では、それぞれの特徴やデータをもとに解説します。
短期インターンの応募戦略
推奨応募数: 5~10社程度
理由
- 競争率が高い:短期インターンは、多くの学生が参加を希望するため、競争率が非常に高いのが特徴です。特に人気企業では倍率が10倍を超えることもあります。複数社に応募することで、選考通過の可能性を高められます。
- 企業の選考プロセスを知るため:短期インターンでは、エントリーシート(ES)、ウェブテスト、面接など、本選考と類似した選考プロセスを経験できます。複数社の選考を受けることで、自分の強みや課題を把握し、本選考の準備に活用できます。
データに基づく裏付け
- ワンキャリアが実施した調査(2024年)では、短期インターンの応募社数の平均は約8社であり、そのうち実際に参加できたのは2~3社程度という結果が示されています。
- 参加学生の8割が「複数社への応募が重要」と回答しており、1社のみの応募では機会損失のリスクが高いと言えます。
長期インターンの応募戦略
推奨応募数: 3~5社程度
理由
- 実際に参加できる数が限られる:長期インターンは、数か月から半年以上の継続的な取り組みが必要です。そのため、同時に複数のインターンに参加することは時間的にも現実的ではありません。
- ミスマッチを防ぐための慎重な選択が必要:長期インターンは実務経験を得る機会であるため、自分の興味・スキルに合致するプログラムを見極める必要があります。適当に応募してしまうと、業務内容が合わず、途中で辞退する可能性も高まります。
データに基づく裏付け:
- インフラ(infra)による2023年の調査では、長期インターン参加者の約70%が「3~5社に応募し、その中から1社を選択した」と回答しています。
- 長期インターン選考では、面接や実技試験を複数回行う企業も多く、1社あたりの応募プロセスが短期インターンよりも手間がかかる傾向にあります。
参考:https://internshipguide.jp/columns/view/intern-how-many
インターンシップに参加する際のポイント
インターンシップに参加する前に、しっかりと準備をすることで得られる成果は大きく変わります。以下に挙げた4つのポイントを意識すると、より有意義な体験ができるでしょう。
選考の一環であることを理解する
インターンシップは、企業によっては選考の一部として位置づけられていることがあります。特に、短期インターンでは、以下の点を意識しておきましょう。
- 態度・意欲が評価対象: グループワークやディスカッションの場で、主体性や協調性が見られます。
- 本選考への影響: インターン参加者に優先的に面接を案内する企業も多いため、真剣に取り組むことが重要です。
昨年度のインターンシップの情報を探す
事前に情報収集を行い、プログラム内容や選考基準を理解しておくと、準備がスムーズになります。
- 参加者の体験談を調べる: 就活サイト(ワンキャリアやインターンシップガイドなど)やSNSで昨年度の参加者の声を探しましょう。
- 過去のプログラム内容: 企業のインターン内容や課題形式を把握することで、事前に対策を練ることができます。
グループワークの練習をしておく
インターンでは、グループワークが課されることが一般的です。事前に練習をしておくことで、スムーズに対応できます。
- 模擬練習を行う: 大学のキャリアセンターや就活イベントで行われる模擬グループワークに参加しておく。
- 基本的なルールを理解する: 自分の意見を簡潔に述べる力や、他者の意見を引き出す力が評価されやすいです。
社員に質問したい事項を予め考えておく
インターンシップ中に企業の社員と直接話せる機会があれば、積極的に活用しましょう。事前に会社や業界について十分なインプットを行い質問の質を高めておくことでより深みのある会社理解に繋がります。
- 質問を用意しておく: 「仕事内容」「求める人材像」「業界の将来性」など、自分が知りたい内容をリストアップしておく。
- 興味・熱意を伝える: 質問を通して、企業や業務に対する理解を深めると同時に、自分の興味や関心を伝えることができます。
これらの情報を駆使して、ぜひ有意義で実りあるインターンを楽しんでください!
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