【例文付き】ガクチカの書き方は難しくない!「ガクチカ」の書き方徹底ガイド!就活で内定を勝ち取るためのコツを解説

就職活動を始めると、必ずと言っていいほど耳にする「ガクチカ」。

これは「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉で、多くの企業でエントリーシートや面接の際に問われます。しかし、「ガクチカってどう書けばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

実は、ガクチカの書き方は難しくありません。しっかりとした構成とポイントを押さえれば、自信を持って企業にアピールできるものが仕上がります。

本記事では、ガクチカを書く上で知っておくべき基本から、実際の作成手順まで丁寧に解説します。これを読めば、ガクチカの作成に迷うことはなくなるでしょう。

一緒にガクチカの書き方をマスターしていきましょう!

ガクチカはなぜ書くのか?

就活を始めようと思ったときに、必ず耳にするものの一つに「ガクチカ」があります。そもそもガクチカとは何なのでしょうか。

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略した言い方です。

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉です。面接やエントリーシート(ES)でよく問われるガクチカは、学生がどのような経験を通じて成長したのか、またその経験が今後の仕事にどう活かされるのかをアピールするための重要な要素です。

ガクチカが就活で必要な3つの理由

ガクチカを聞かれる理由は、主に以下の3つに集約されます。

    ①採用担当者にとって学生の人柄やスキルを把握する材料になるため

    採用担当者は、学生がどのような性格で、何が得意なのかを知りたいと考えています。あなたの強みやスキルを把握することで、あなたに合った仕事やチームを検討します。

    あなたの強みを発見する: 学生時代に打ち込んだ活動を通して、あなたはどのような能力を身につけ、どんな成長を遂げたのか。

    ガクチカを通じて、あなたの人柄やスキルを具体的に伝えることで、採用側に好印象を与えることができます。

    ②自社に適した人材か判断するため

    企業は、ガクチカから得られる過去の経験をもとに、応募者が自社の社風や業務内容に適しているかを判断します。

    問題解決能力、コミュニケーション能力、リーダーシップなど、企業が求める人物像に合致するポテンシャルを持っているかを見極めるのです。

    企業にフィットするかをアピールするためにも、あなたが過去にどのように困難を乗り越え、成果を上げたのかを伝えることが大切です。

    ③コミュニケーション能力の有無をチェックするため

    仕事をする上で欠かせないのがコミュニケーション能力です。ガクチカでは、あなたが他者とどのように協力し、チームワークを発揮してきたかが重要な評価ポイントとなります。

    企業は、あなたが自社の社員と協力して働けるかどうかをガクチカから見抜こうとしています。

    就活生はこれらの意図に答えることができるようなガクチカを作成しましょう!

    とはいっても、ガクチカを書こうとしても、なかなか書き出せなくて困っている就活生は非常に多いです。以下のポイントやテンプレートに沿って段階的に書いていきましょう。

    ガクチカで書くべきエピソード

    ガクチカを書き始める前に、学生時代のどのエピソードが使えるか考える必要があります。

    具体的は以下のようなエピソードを採用します。

    《ガクチカ選抜条件》

    単発の出来事で、自分以外の人と協力し、結果が出た内容(「例:学園祭、体育祭、有志イベント、ボランティアなど)

    長期の出来事で、自分以外の人と協力し、結果が出た内容(例:アルバイト、学校のゼミ、部活、習い事、勉強など)

    これらのエピソードを5W1H(いつ・どこで・誰に・何を・なぜ・どうやって)で整理し、最後に結果を加えてまとめていきます。

    エピソードの選出に関しては、詳しくはこちらの記事を参照ください。

    >>>【ES対策】企業に評価されるガクチカエピソードの書き方はこれだ!!!【就活必勝ガイド#7】

    ガクチカの構成

    エピソードが決まったらいよいよガクチカを作成していきます。

    その際、構成は以下の8段階に分けて書いていきます。。

    概要➡︎目標➡︎現状➡︎問題➡︎原因➡︎課題➡︎施策➡︎結果

    この構成は問題解決思考に準じたものになっており、このフレームワークに沿って文章を書くことで、論理の飛躍を排除することができます。

    問題解決の全体像は下図をご参照ください。

    参考:「[新版]考える技術・書く技術」https://www.diamond.co.jp/book/9784478490273.html

    ガクチカの構成について詳細は以下の記事を参照ください。

    >>>ガクチカの構成8ステップ|執筆ポイントや例文を紹介

    ガクチカ3つの評価基準

    ガクチカを書く上で評価する面接官の目線に立って書くことは非常に大切です。

    ガクチカを書く際には、面接官の視点に立って評価されるポイントを意識することが非常に重要です。面接官は、あなたの経験からどのような能力やポテンシャルを読み取ろうとしているのでしょうか?

    企業の評価ポイントと就活生がアピールすべきポイントを押さえていきましょう。

    ①目的意識と行動力

    面接官は、学生生活において明確な目的意識を持ち、それに基づいて行動してきたかを重視します。

    企業は、目標に向かって主体的に行動できる人材を求めています。学生時代にどんな目標を設定し、それを達成するためにどのような行動を起こしたか。具体的なエピソードを交えながら、あなたの強い目的意識と、それを裏付ける行動力をアピールしましょう。

    ②思考力と判断力

    物事に対して「どれだけ深く考え、それをどのように行動に移すのか」という観点は仕事においても重要となります。

    どんな業界や職種であろうとも、問題に直面し、それを解決することは避けられません。あなたのガクチカから、問題の本質を捉え、最適な解決策を導き出す思考力と判断力が見えれば、企業からの評価は高まります。

    問題解決のプロセスや、判断に至った理由を具体的に述べることで、あなたの思考力と判断力をアピールできます。

    ③チームワークと再現性

    現代の社会は、一人で完結できる仕事はほとんどありません。チームで協力し、目標を達成することが求められます。

    ガクチカの経験が、入社後の仕事にどのように活かされるのかを具体的に示すことで、面接官に好印象を与えます。「チームワーク」を活かしたエピソードや、同じ状況で再び成功できる「再現性」のある経験をアピールしましょう。

    特に、チームでの協力やリーダーシップを発揮した事例を通じて、実際のビジネスシーンで活かせるスキルを伝えることが大切です。

    【重要】企業が求める人物像に合わせたアピールを

    企業によって求める人物像は異なります。商社には商社の、マスコミにはマスコミの求めている人材があります。

    企業研究を徹底し、その企業が特に重視している能力や価値観を把握しましょう。そして、あなたのガクチカが、その企業の求める人物像と合致していることを具体的に説明することを心がけましょう。

    ガクチカは、あなたの魅力を最大限にアピールできるチャンスです。次に紹介する例文を参照しつつ、企業が求める人物像を理解し、あなたの強みを効果的に伝えられるように、入念な準備を行いましょう!

     内定者の例文+ポイントやこだわり

    それでは早速内定者の例文を見ていきましょう!

    以下に紹介するのは、みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行といった大手メガバンクをはじめ、伊藤忠商事・NTTデータ・富士通・日本IBMなど、大手各社の選考を通過した探究ゼミメンバーのガクチカです。

    アルバイトのガクチカ

    まずは、アルバイトのガクチカ例です。

    大学2年生の時に、中学受験塾で集団授業の講師として、難関校合格率を向上させた経験である。当時、自校は系列校と比較して、難関校の合格率が低く、保護者に不信感を与えていた。

    そこで、講師間で、6年生の難関校の合格率を前年の15%から25%に引き上げる目標を掲げていた。しかし、その際、課題として、授業を終えるとすぐに退勤する講師が多く、生徒情報が適切に共有されないことで、生徒に対して適切な学習法を提示できていなかった。

    施策として、講師間でフィードバックを導入し、生徒の進捗や指導上の課題についての情報共有を開始した。具体的には、三者面談で得た最新のデータや他講師からの情報をもとに、他講師と共に生徒と保護者一人一人の特性を分析をした。その結果、講師同士の連携が強化され、生徒の課題の解像度も上がった。

    そして、最終的に保護者と生徒に対しては、当塾の学習法の効果と、各生徒に適した学習法を上記のデータを用いて説明した。その結果、生徒の非効率な学習が減り、当塾の効果的な学習に集中できる生徒が増えた。

    サークル活動のガクチカ

    次に、サークルや学生団体での活動メインしたガクチカ例です。

    大学2年生の時から、「社会人へのキャリアの取材をし、大学生向けにweb記事を公開する」という活動を行う、学生団体に所属している。現在は、取材候補先へのアポイントメールや取材後のインタビュー先への記事確認メールの作成、そしてWordPressを利用したweb記事作成とwebデザインを担当している。学生団体ではSlackで連絡を取る。

    活動の中で、web上で活動していることから、認知度が低いという課題に直面した。従って、3つの施策を実施した。はじめに、著名なアナウンサーや投資家などに対して、積極的にアポイントメールを送信した。2点目に、スマホユーザーが多いことが判明したため、UIをユーザーフレンドリーに改善した。具体的には、画面をスクロールする度に画像が表示される仕組みを導入し、ユーザーの「文字疲れ」を軽減させた。3点目に、web記事を冊子にまとめ、大学周辺のカフェに冊子を設置する提案を始めた。実際に、利害関係の一致のために、学生団体のSNSでカフェの紹介を行い、その代わりに冊子を置いてもらう提案を行った。

    以上の取り組みの結果、著名人との取材が叶い、記事の閲覧数も増加したため、団体の知名度も上げることができた。

    ガクチカはどこまで盛っていい??

    原則としては盛らずに誠実に作成することが望ましいです。

    「バレないだろう」と思って、嘘をついて見栄を張るのは避けた方が無難です

    就活対策おすすめ本

    最後に就活においておすすめの本を紹介します。本記事やインターネットでは拾いきれない網羅的な情報や実践的なワークシートがあるのでぜひ一冊買って読んでみましょう!

    絶対内定2026

    まずは圧倒的ベストセラー絶対内定です!

    とにかく圧倒的物量です!全500ページ以上にわたるこの本をやり切れば自己分析で疑問が残らず、就活の自信につながるはずです!

    また、ただのワークシートによる論理的な部分だけでは無く、筆者の熱量を感じる文章なので読んでやる気を出すことができます。

    実際に内定をもらった方々の情報も手に入るので見たい方はぜひ!ただ迂闊に手を出すと中途半端になるので、注意してください!

    全くおすすめしませんが、どーしてもワークシートができない人は、それ以外を読んでやる気を出す様に使ってください!

    確実内定〜就活に正解はある!〜

    次にオススメしたいのが『確実内定』です。

    『確実内定』を読むと、具体的に企業の本音を知ることができ、ゲーム感覚で就活を「攻略する」方法を習得できます!

      ・就活の「攻略法」が網羅的に載っている

     確実内定』は、自己・企業分析やESの書き方からOB・OG訪問、グループワーク、面接まで全ての局面で、戦略的に内定を獲得する方法が1冊にまとまっています。効率重視で就活本を探している人には特におすすめです。

     ・企業の「本音」を知って、確実な対策が出来る

     例えば「ESでは書く内容よりも書き方が重要」、「志望動機は協調性をテストしてい る」など、採用担当者の判断ポイントが紹介されています。企業側の視点に立って、 最短ルートで内定に近づくことができます。


    物語思考〜「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術

    3冊目は、「けんすう」こと古川健介さんの「物語思考」です。

    皆さん「やりたいこと」が見つからなくて悩んでいませんか?

    「物語思考」は、そんなあなたにピッタリの一冊です。キャリア設計に悩む若者へ、具体的なアドバイスが書かれています。

    「夢中になれる仕事を見つけたい」と思う人は多いですが、この本の著者、古川健介さんも同じ悩みを抱えていた一人です。

    行動するための3つの障害と対策法

    「人の目が気になる」、「将来が不安」、「変化が怖い」という3つの不安が、行動を妨げる主な原因だと指摘しています。これらの不安を乗り越えるための具体的な方法が『物語思考』には詰まっています。

    『物語思考』は、単なるモチベーションアップのための本ではありません。具体的な行動プランを提供する「マニュアル本」として、現実的なアプローチを教えてくれます。

    例えば、「泳ぐ前に泳ぐのが好きかどうかはわからない。だから、一度泳いでみるべき」というアドバイスが示すように、興味があることにまず挑戦することの重要性を説いています。

    なぜ就活生にオススメなのか

    就活生へのオススメポイントは以下の3点です。

    • 具体的な行動指針:何をすべきか具体的なステップが示されており、実践しやすい。
    • 不安の解消:行動を妨げる不安を具体的に取り上げ、それを乗り越える方法が書かれている。
    • 長期的視点:一時的なモチベーションアップではなく、長期的に役立つ方法を学べる。

    就活は人生の大きな節目ですが、周りに声も大きく、じっくり自分に向き合いづらいのも事実です。

    「物語思考」を読む時間を確保し(ここ超大事!)、その間だでも自分の内なる声に耳を傾けてみてください!

     まとめ

    いかかでしたか?ガクチカはしっかりとプロセスを踏むことで書き上げることができます!

    ガクチカは多くの企業で問われるため、早めに準備しておいて損はありません。だからといって自己流で書いて、構成の整わないまま、ESとして提出するのは非常に危険です。

    自分が学生時代に成し遂げたことを、相手に納得感をもって理解してもらえるように、本記事を参考にして書いてみましょう!

    >>>就活ノウハウ系記事まとめ

    投稿者プロフィール

    探究ゼミ編集部
    探究ゼミ編集部
    探究ゼミでは、これから社会に出る人、出て間もない人向けにキャリアに関する情報を発信しております。仕事を通して人や社会と関わることを応援するメディアです。

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