【ES対策】企業に評価されるガクチカエピソードの書き方はこれだ!!!【就活必勝ガイド#7】
今回のお悩みは、「エントリーシートをどうすればうまく書けるのか」第一弾!
今回から3回連続でエントリーシートの書き方について、お届けします。第一弾は、学生時代に頑張ったこと=”ガクチカ”の書き方編。
思いつくエピソードがない!どんな風に書いたらいいかわからない!などお悩みが尽きないテーマに、CAおきにょんはどう応えてくれるのか??
CAおきにょんからのアドバイスを見てみましょう!
キャリアアドバイザー おきにょん
おきのあき。転職エージェントにてキャリアアドバイザーとして1,000人以上の転職サポートを行った経験を活かし、現在、本業は企画マーケターとして就業中。
プライベートでは転職だけでなく、キャリアのお悩み全般を抱えるユーザーさんを全力サポート中。好きなことは、ユーザーさんの職務経歴書作成。
目次
”学生時代に頑張ったこと・取り組んだこと”ってどうやって書けばいい?
エントリーシートで書かなければならない”学生時代に頑張ったこと・取り組んだこと”ですが、自慢できる特別なエピソードもないし、どんな風に書いたらいいかも分かりません。どうやって作成したらいいでしょうか💦
こんにちは!おきにょんです。
就活で迎える最初の壁、それが「エントリーシートの作成」!!
今回はその中でも、”学生時代に頑張ったこと・取り組んだこと”=ガクチカの書き方について、お伝えしていきます。
どんなに自己分析をちゃんとしても、いざエントリーシートを書こうとすると、手が止まってしまいます。
でも、エントリーシートは決して特別なことを書かなければならない書類ではありません!
ぜひ、エピソードの抽出の仕方や、書き方を参考にしてください。
では、エントリーシートの書き方(学生時代に頑張ったこと・取り組んだこと)編、いってみましょー!!
特別なエピソードなんてこの世にない!
まず、エントリーシート作成に取りかかる前に知っておいてほしいことですが、
エントリーシートに「誰も持ってない特別なエピソードを書こう!」とは思わないこと。
エントリーシートには特別なことを書こうとしない!
これをキャッチコピーにする勢いで心に刻んでください。
あなたが、何かしらのスポーツでオリンピックに出場する選手で、メダル獲得なんてご経験があれば話は別ですが、そんな方、1万人に1名いるかいないかくらいの確率です。
そんなとびきりなエピソード以外、誰かしらが似たような経験をしているエピソードです。
なので、特別なエピソードをひねり出そう!ということはしなくていいです。
ガクチカってなんのためにあるの?企業があなたに聞きたいこと
そもそもの話ですが、企業はあなたに「学生時代頑張ったこと」を聞いて、何を知りたいのでしょう?
いくつかありますが、”ガクチカ”エピソードを通して企業が知りたいのは、だいたい以下の2つです。
- あなたがどんなふうに働ける人か知りたい(働く様子を想像したい
- 嫌な状況、苦手な状況をどんな風に切り抜ける人か知りたい
面接官は、あなたが”ガクチカ”エピソードを話し始めると同時に、社内で与えたい役割についての動き方、働き方を想像します。
つまり、あなたの課題への向き合い方や取り組み方が、仕事で活かせるかどうか知りたいのです。
決して、1番を取った話をしてほしいのではありません。
”ガクチカ”エピソードの最初から最後に行きつくまでに、あなたが「何を考え/どう行動したのか」そのプロセスを詳細に知りたいと考えています。
大事なのは特別なエピソードをひねり出すことではなく、相手が想像できるように「汎用的な言葉で、詳細に、分かりやすく記載する」ことが求められています
ガクチカエピソードの選び方
ガクチカエピソードの選び方は、「自己分析をちゃんとしたか、しなかったか」で大きく分かれます!
自己分析を行っていれば、学生時代にやってきたことの棚卸ができているので、使いたいな~と思うエピソードがいくつかあるはずです。
もし、この時点で全く思い浮かばない!と言う人は、急がば回れで自己分析のターンまで一旦戻りましょう!
自己分析ノートが作れたら、その中から以下にあてはまるエピソードを”ガクチカ”エピソード認定して、代表選手として選びましょう!
《ガクチカ選抜条件》
※下記のいずれかにあてはまるエピソードを選抜しよう!
※特に選びたいのは”結果の中にざっくりでもいいので数字がある”こと。
「来場数は、対前年110%だった」など、少しでもいいので数字があることが望ましいです。
・単発の出来事で、自分以外の人と協力し、結果が出た内容(「例:学園祭、体育祭、有志イベント、ボランティアなど)
・長期の出来事で、自分以外の人と協力し、結果が出た内容(例:アルバイト、学校のゼミ、部活、習い事、勉強など)
エピソードは選べたでしょうか?
エピソードが選べたら、次は組み立て!
今はカレーづくりでいうところの材料を切って準備できた状態です。次はその材料を鍋に入れて、調理をしていきましょう!
”ガクチカ”エピソードは5W1Hでまとめる!
選んだエピソードは、まず5W1H+結果に分解しましょう。
《5W1Hとは?》
- 何を(What)
- いつ(When)
- 誰に(Who)
- どこで(Where)
- なぜ(Why)
- どうやって(How)
+結果
エピソードを5W1Hに分解すると、”ガクチカ”エピソードの構成がはっきりして、書類作成だけでなく、面接官に話をつたえる際にも整理して伝えることができます。
整理できることによって、企業側があなたのエピソードを想像しやすくなるだけでなく、仕事の場面であなたがどんな行動をとりそうかも想像が湧きやすくなります。
”ガクチカ”はエピソードの大きさではなく、いかにイメージしてもらいやすく書けているか、具体的な様子が記されているかが重要です。
結果が出ていないエピソードしかない場合
そんなこと言っても、大した結果が出たエピソードがない!うまくいかなかったエピソードだけだ!という方いらっしゃいますでしょうか。
「なんどもチャレンジしたけど、優勝できなかった」とか・・・
「なんか淡々とアルバイトしていただけだったな」とか・・・
そういった場合も5W1Hで書けば、大丈夫!
例えば、甲子園を目指して野球に青春をささげてきた方がいたとして、優勝できるのは1校だけ。それ以外の学校はみんな達成できなかった、となりますよね?
じゃあ何もしてなかったのか、というとそんなわけではありません!
そういう場合は、”ガクチカ”エピソードの5W1Hまでは書けると思います。
問題は結果・・・となりますが、結果が目標としていたものにたどり着かなかった場合は、以下の手順で対応しましょう!
- エピソードの5W1Hで結果までのプロセスを明らかにする
- 結果はたどり着けなかったけれど「こんな成長はできた」「こんなことを学べた」と、定量ではなく、定性的な部分で得られたものを記載
”ガクチカ”で書くべきはあくまで「自分が考える学生時代に頑張ったこと」です。
頑張ったプロセスを分かりやすく伝えることの方を重視して、エントリーシートに記入してください。
他人と協力したエピソードがない場合
会社とは、様々な人と一緒に協力して仕事の成果を上げる世界です。
企業としては、”ガクチカ”エピソードの中に、他人と協力した「協調性」を表すエピソードをほしがりますが、それは決して「チームでやった経験必須!」という意味ではないです。
例えば、アルバイトでバーの店員をやっていたら、どちらかというと1人でこなす仕事ですよね?
ゼミでの研究を頑張った経験でピックアップしたかったら、それも1人で立ち向かった経験かもしれません。
大事なのは、そこに至るプロセス!
何が大変で、何を考えて、どういう行動を取ったのか。
それを5W1Hで書くようにしてください。
もし、チームでは無かったけれど、他者(お客様、先生、協力業者、など)が何かしらの場面で関わることがあったら、それは記載するようにしてください。
あなたのコミュニケーション能力、調整能力をアピールすることができます!
ガクチカと自己PRの違い
自分の強みを書く”自己PR”と、学生時代に頑張ったことを書く”ガクチカ”。
内容かぶりませんか?と聞かれることがちょくちょくありますが、内容はかぶっても大丈夫です!
正確に言うと、自己PRの中の具体的なエピソードとして、「学生時代に頑張ったこと」があるイメージです。
自己PRは、学生時代だけでなく、あなたが生きてきた今までのご経験全部含めてアピールできることを書くものです。
学生時代の話を書くこともあれば、小学生時代から続くエピソードを書く場合もあります。
詳細は次回で説明しますが、そのような違いを認識して作っていただけたらと思います!
今回のまとめ
というわけで、今回のまとめはこちら!
- ガクチカエピソードは、大きいこと話じゃなくても大丈夫!
- ガクチカエピソードは、自己分析のエピソードから代表を選ぼう!
- エピソード選抜条件は以下の2点どちらか!
- 単発の出来事で、自分以外の人と協力し、結果が出た内容。
(例:学園祭、体育祭、融資イベント、ボランティアなど) - 長期の出来事で、自分以外の人と協力し、結果が出た内容。
(例:アルバイト、学校のゼミ、部活、習い事、勉強など)
- エピソードは5W1Hで組み立てよう!
- 結果がでていないと思うエピソードは、定量的な結果ではなく、定性的な結果を記入しよう
- 他人と協力したエピソード=チームで協力したエピソードじゃなくてもOK!
- 他者(お客様、先生、協力業者、など)とどのようなコミュニケーションを取って進めたかを明らかにしよう!
ガクチカは、とにかくエピソードを具体的に5W1Hを意識して組み立てることが大事!
そして、希少なエピソードや特別なエピソードを書くのではなく、詳しく書くことを意識しましょう!
[文:おきのあき / 編集:吉中智哉]
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[文:おきのあき / 編集:吉中智哉]