#4 クラダシ広報のお仕事とやりがいクラダシが求める人材とは

SDGsの考え方の浸透とともに、マスメディアへの露出も増えている株式会社クラダシ。

会社の認知を得るために、広報としてどんな仕事をしているのか?

具体的な業務と、やりがいを感じる瞬間についても伺いました!

【株式会社クラダシ 広報 小平佳鈴】

台湾の大学を卒業後、フードロスと飢餓の解決に携わる仕事をしたいと思い、株式会社クラダシに新卒入社。

現在は、クラダシ基金の運営、広報、事業開発の3つの部署を兼務中。

クラダシで活躍できる人

ーークラダシの求める人物像はありますか?

特に決まったものはありません。変化が多くチャレンジングな環境の中でめげることなく、自分にできること、自分がすべきだと思ったことを推進していける人だと思います。

計画性は一つ大切な要素ですね。

世の中の課題について考えて、実際に解決に向けて意欲的に行動できる人、挑戦し続けられる人かなと思います。

そう言うと、すごく硬くて難しい感じに聞こえるかもしれないですが、全然そんなことはなくて。みんな和気あいあいと楽しくやっているので、そういった環境を楽しめる人にとってはクラダシはすごく面白い環境だと思います。

クラダシ広報の仕事

ーー広報の具体的な仕事内容について教えてください。

広報の主な役割は、株式会社クラダシ、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」、フードロスという課題などの認知を高めていくことです。

2023年6月30日にクラダシが上場したこともあって、直近は、「株式会社クラダシ」の認知を高める広報の仕事が多かったです。

株式会社クラダシとしての金融、経済系メディアなどの専門媒体への露出に加えて、サービスの「Kuradashi」を知ってもらうために、例えば情報番組に出たり、Webメディアや雑誌で紹介してもらったりしています。

簡単にまとめると、広報戦略の策定、プレスリリースの作成・発信、取材対応が主な仕事です。

マスメディアへの露出

2年前ぐらいからテレビ各局がSDGsに力を入れた番組を作るようになったのをきっかけに、一気にお声がけいただくようになりました。

結果、数え切れないほどテレビ番組に出演させていただきました。

最近はto消費者のサービスだけではなく、コーポレート側の露出もしていて、例えばカンブリア宮殿へ出演させていただいたり、日本経済新聞に掲載していただいたりしています。

やりがいを感じた連携事業

ーー仕事のやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

私は今、クラダシ基金の運営、広報、事業開発の3つの部署を兼務しています。そのため、広報というよりこれら3つのお仕事が掛け合わさったお話をさせていただきます。

昨年2022年に、和歌山県のすさみ町というところで、積水ハウスさんとすさみ町とクラダシの3者で連携したクラダシチャレンジ(※以下「クラチャレ」)を行いました。漁業を対象にしたクラチャレは初めてで、未利用魚という課題にフォーカスしました。

この企画をきっかけに、スープストックトーキョーさんが運営されている100本のスプーンというファミリーレストランで、すさみ町の未利用魚を活用した期間限定メニューを出すという取り組みに発展しました。

100本のスプーン公式サイト(https://100spoons.com/)より

背景の分かりやすさや「未利用魚ってこんなにおいしいんだ」というお客様の気付きがあったことでかなり好評でした。2023年8月からはグランドメニュー化して、年間を通してすさみ町の未利用魚を活用したメニューを提供する事になりました。 

ここまでを簡単にまとめると、クラダシチャレンジの実施が基金運営。100本のスプーンさんとの連携が事業開発になります。

さらに広報で、和歌山の毎日新聞の地域面で未利用魚の課題、クラチャレ、100本のスプーンでの展開をまとめた記事を書いていただきました。

こうやって、ずっとやってきた案件が全部繋がって露出までいった事にすごくやりがいを感じて、非常に嬉しかったです。

1つの案件に対して、基金、事業開発、広報の3つの軸から多角的に考えられる点は、今の立場だからこその強みだと思います。

大学生へアドバイス

ーーキャリアに悩む大学生へのアドバイスをお願いします。

個人的には、何か自分が面白そうとか興味を持ったものにはとりあえずチャレンジしてみることをオススメします。

それが将来に繋がるのかとか、周りからどう見られるかとかって考えちゃうとは思うんですけど、それは一旦無視していいんじゃないかなと。

1回のチャレンジから世界は広がる

自分の気持ちに正直に、自分がちょっとでも面白そうだなと思ったらとりあえずやってみる、行ってみる、食べてみる。そういう所にヒントやチャンスがいっぱいあると思います。

1回やってみると、そこから色んなチャレンジができるようになると思います。

私の場合は中国語が全然できないのに、「面白そう!」っていう気持ちで台湾の大学に行くことを決めました。

台湾に飛び出したことがきっかけで、全然違う国に行ってみよう、フィリピンでインターンをしてみよう、クラダシに問い合わせてみよう、に繋がりました。

型にとらわれる必要はないと思います。知り合いに聞いてみたり、大学の支援を活用したり、大学生っていう身分を存分に使ってみてください!

[ 文:東濱理沙 / 編集:吉中智哉]

[撮影:梨本和成 / デザイン:舩越英資 ]

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探究ゼミ編集部
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