#1 努力で人生は変えられる!生きづらさに苦しむ浪人生が、慶應合格・アイドル・インフルエンサーへと上り詰めた逆転物語

村上佳蓮(むらかみ・かれん)

慶應義塾大学商学部在学中。ミスコンでのグランプリ受賞や舞台出演、インフルエンサーとしての活動など、多方面で才能を発揮している。

SNSでは「努力する姿を見せることで、誰かの勇気になりたい」という想いを大切に、飾らない言葉と透明感あふれる発信で多くのフォロワーから支持を集めている。

インフルエンサー活動を始めたキッカケ

ーーインフルエンサー活動を始めたきっかけや、最初に影響を受けた出来事はありましたか?

私は元々自分に自信がなかったので、そんな私が変わったことを経験談として発信していくことで「生きる勇気を届けたい」と思ったことがきっかけです。

慶應大学に入る前に1年間浪人をしていたのですが、そのときは生きるのも辛いほどの毎日を送っていました。この経験を振り返ったときに、自分が苦しい時期を乗り越えたことを周りに伝えていくことで、同じように辛い思いをしている人の原動力になれたらいいなと思い活動を始めました。

受験時代の辛かった時期には、テレビやメディアで活躍されている方を見て、すごく勇気づけられていました。 

また、私自身小さい頃から恵まれない環境で育ったのですが、周りの圧力や環境に負けているだけではその先も辛いだけなので、「努力で人生は変えられることを証明したい」という想いで頑張っていました。

経験が自信につながる

ーー「自分に自信がなかった」とのことですが、いつ頃から自信を持てるようになったのですか?

高校時代にチアリーディング部に所属していたのですが、その経験が人前に立つという自信に繋がっていました。チアに加えて演技もさせていただいてたので、ステージに立つという部分ではそこまでハードルを感じていなかったのも大きいかなと思います。      

ただ、私はそれまで自分にできることは勉強しかないと思っていたので、大学受験の失敗によってそれが打ち砕かれて、生きがいがなくなってしまったんです。

浪人していた時は塾に行かずにオンラインツールを使い、1年間自宅で頑張ったことで何とか慶應大学に入ることができました。それが一つ自信に繋がり、自分の経験を発信していく価値があるんじゃないかなと感じるようになりました。

大学入学後は、自分磨きとしてメイクや美容の研究をすることで、内面だけでなく外面にも自信を持てるようになりました。

学業とインフルエンサー活動の両立 

ーー大学での学業とインフルエンサー活動を両立していく上で、何か工夫や努力していたことはありますか? 

1〜2年生の間に出来るだけ多くの単位を取得していたことは、かなり大きかったなと思います。1年生のときはコロナの影響でオンラインと対面の講義が半分ずつという形だったのですが、後々楽になるような履修の組み方をしていました。

インフルエンサー活動は大学3年生の春から少しずつ始めていたのですが、本格的に開始したのは4年生の春でした。

活動を始めた当時は、授業数があまり多くなかったので、両立しやすい状況でした。ただ、私自身テストが苦手だったので、プレゼンテーションやレポート中心の英語科目をたくさん取る工夫をしていました。

英語が得意とか不得意とかではなくて、効率よく単位を取得するために受講していた感じです。

テスト期間中もインフルエンサーの活動と両立できるよう、メリハリを意識していました。

浪人時代に救われたコンテンツ 

ーー浪人していた1年間で気分が沈んでいた時、どのようなコンテンツを見ていたのですか? 

お笑い番組や、芸人さんのYouTubeを気晴らしに見ていました。

好きな芸人さんはたくさんいらっしゃいます。特にサンドウィッチマンさんやチョコレートプラネットさん、NON STYLEさんが好きです。私自身「エンタの神様」をよく見ていたので、その番組に出ている芸人さんはみんな推しています。

私は人を笑わせることは好きで、実はお笑いをやりたい気持ちもあるのですが、お笑いのセンスが自分にあるのかを考えると難しいなと感じていて…。お笑いの世界はより厳しそうだなと思い、自分の笑顔を活かせるアイドルの道を選びました。

アイドル活動について

ーーアイドル活動を始めたきっかけや、今の活動に活かされている点があれば教えてください。

元々は就職するつもりでいたのですが、 何があるかわからない世の中で、やりたくない仕事をやるよりは「自分の好きなことをしたい」と思ったことがきっかけです。2023年の夏頃から年末までアイドル活動をしていました。

アイドルはお客さんの顔を直接見ることができますし、自分自身も楽しみながらできます。人を笑顔にすることが好きな私にとって、皆さんに楽しい空間を届けるこの活動はとてもやりがいがありました。

アイドル活動をすることで、ステージに立つ、場を踏む経験ができました。見に来てくださるファンの方とお話したり、配信をしたりしていたことで、コミュニケーション力や、ステージに立って人前で話す自信を磨けたと感じています。

【文:若林千紘 / デザイン:石橋天知】

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探究ゼミ編集部
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